梨日記~剪定・誘引

ここ、熊本県の荒尾市には「荒尾ジャンボ梨」というブランドの梨があります。
品種は「新高」。味、大きさともに梨の王様といわれています。

収穫時期は、9月下旬から10月いっぱいですが、梨がとっても美味しくなるためには
梨農家さんたちは収穫までにはいろんな準備が必要になります。

これから収穫まで、その膨大な作業の一部を紹介したいと思います。 

まずは、「剪定・誘引」編♪(12月~3月中旬くらい)

梨の収穫が終わり、葉が落ちた木の幹からは、次の準備のために沢山の枝が伸びていきます。
この枝たちを落として、必要なものだけを残して1本ずつ手作業でカットしていきます。
これがまた・・・。枝は硬くて太いんです。

ちょっと曇りで見にくいけど、真ん中の枝だけカットしてもらいました。

カット前

 

 

  カット後

 

 

 

これで、一つの幹から落ちた枝たち。1本の木からは両手で抱えきれないくらいになります。

 

 

 

でも、この作業をすることで、この赤丸の芽に、栄養を集中でき、美味しい梨を作ることになります。

これら作業が、1日ビッシリがんばって3本くらい。

もし、300本あると、100日もかかっちゃうことになります。

 地味ですが、とっても大変な作業なんです。
枝もこんなに大きくて、硬い・・・・小型ののこぎりや剪定はさみなどでカットします。

 

 

 

 そして、残った枝たちはこのように、広げたい方向に引っ張って、作業しやすい梨棚になるようにします。
この作業が「誘引」です。

 

 

 

次は、そろそろ花が咲き始めるので、受粉作業です。これが、スピード勝負!梨農家さんたちはピリピリです。
では、花の時期にまたお知らせしますね☆

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