日本唯一の閘門式の港「三池港」
本日も荒尾市のお隣、大牟田市の炭坑関連施設をご紹介。
1901(明治41)年に開港した日本で唯一の閘門(こうもん)式の港「三池港」です。
こちらも「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつです。
炭鉱から採炭された石炭を三池港から海外へ輸出し、三池炭鉱躍進の一翼を担いました。
遠浅で干満の差が大きく大型船の来航が難しかった有明海で、渠内(ドック)の水位を一定に保つための閘門式水門は現在も稼動中です。
ちょっと写真では分かりづらいのですが、航空写真などで見るとハチドリ型が特徴的です。
当時、多額の費用がかかる三池港の築港を決断した團琢磨は
「石炭山の永久などということはりはせぬ。築港をやれば、そこにまた産業を興すことができる。築港をしておけば、いくらか100年の基礎になる」と言ったといわれています。
現在は近くに展望所が設置され、ガイドさんによる説明を聞くことも出来ますよ。
万田坑からも車で15分ほどですので、一緒に見学も楽しめます。
【三池港 展望所】
場所:大牟田市新港町(有明海沿岸道路横)
時間:9時30分~17時
休み:年末年始
料金:無料
-お問い合わせ-
大牟田市世界遺産・文化財室 0944-41-2515