荒尾の観光スポット

万田坑(国指定重要文化財) 世界遺産暫定リストに掲載

mandakou-gaikan.jpg荒尾市発展の基礎を築いた炭鉱遺跡
明治37年に操業を開始した万田坑は、三井の総力を挙げて整備された、当時わが国最大規模の堅坑です。大正から昭和にかけて、各施設を電化するなど設備や機械も充実し、出炭量も増大していきましたが、昭和26年採炭効率が低下したために採炭を中止し、第一堅坑などの諸施設が解体されました。

しかし、その後も第二堅坑は揚水や坑内管理のため、平成9年3月まで施設が維持されていました。
現在、第二堅坑・櫓、巻揚機室、倉庫及びポンプ室、安全燈室及び浴室、事務所、山の神祭祀施設などが保存されています。これらは、当時の優れた炭鉱の技術を伝えているため、平成10年5月に国の重要文化財に指定されました。
また、第一堅坑跡、汽罐場跡、坑内トロッコ軌条、職場、プラットホーム等が遺存し、炭鉱のシステム(採炭、選炭、運炭)がわかるため、炭鉱施設としてはわが国では唯一、平成12年1月に国史跡として指定されました。

平成20年公開の映画「K-20 怪人二十面相・伝」のロケ地となりました。

mandakou-yagura.jpg第二堅坑櫓
明治41年完成。隣接する巻揚機によりワイヤーが巻かれ、吊るされたケージ(昇降用エレベーター)が上下していました。ケージは2つ吊り下げられ、一方が上がると他方が下がるつるべ式。上部の滑車(矢弦)が人員昇降用で、下部の滑車は資材搬入用。

mandakou-2kou.jpg第二堅坑
煉瓦とツタが印象的です。櫓は明治41年完成、高さは18.8m。
巻揚機室は明治42年完成。
煉瓦造2階建て。


mandakou-makiage.jpg万田二坑巻揚機
炭鉱マンの命を支えた巻揚機とワイヤー。中2階にある機械は、資材巻き上げ用のウインチ。2階にある機械が人員を昇降させるケージを巻き上げるもの。内部の壁画には、機械の仕様、信号(合図)、操作上の注意事項等が貼ってあり、当時の雰囲気が伝わってきます。

mandakou-yamanokami.jpg山の神
山の守り神。
万田坑で働く人たちの安全を見守ってきました。坑内へ降りる作業員は、必ず入坑前に安全を祈願していました。


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私たちは、元炭鉱マンが中心となり「万田坑ファン倶楽部」を結成し、万田坑が果たしてきた役割を伝え、そして守っていくために活動しております。
万田坑には、毎週のように県内外から見学者が訪れています。最近では修学旅行生や若い人たちも多くなり、熱心に話を聞いてくれます。別れの時は、「勉強になりました。また来ます」「有難うございました」と、うれしい言葉が返ってきて、毎日楽しく仕事をさせていただいております。
皆様のお越しをお待ちしております。

※万田坑の見学を希望される場合、ボランティアガイドの万田坑ファン倶楽部が有料にてご案内します。事前(1週間前まで)に万田炭鉱館へご相談ください。
■料金/個人200円(お一人様) 団体30名~ 180円(お一人様)


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平成20年9月26日に文化庁で行われた文化審議会文化財分科会において、九州・山口の6県11市で共同提案していました「九州・山口の近代化産業遺産群―非西洋世界における近代化の先駆け―」が、世界文化遺産国内暫定一覧表に掲載されることになりました。
この遺産群には、当市の「三井石炭鉱業株式会社三池炭鉱旧万田坑施設」(万田坑)が含まれています。

関連リンク
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